こんにちは、SOUSEIです!
初夏の訪れとともに、アウトドアが気持ちよい季節がやってきました。
中でも関西エリアは、海、山、川と自然に恵まれ、BBQ(バーベキュー)を楽しむには絶好のロケーションがたくさんあります。
さらに、関西には地元ならではの新鮮で美味しい食材が豊富にそろっており、地産地消を意識したメニューを考えるのもBBQの楽しみのひとつです。
本記事では、関西ならではの地元食材を使った簡単アウトドアレシピを7品ご紹介します。
肉や野菜はもちろん、デザートまで幅広くカバーし、どれもBBQ初心者でも気軽に挑戦できるレシピばかりです。
家族や友人と自然の中で作って、食べて、会話を楽しむ。そんな初夏の贅沢な時間を演出するお手伝いができれば幸いです。
目次
1. 関西食材の魅力とは?
関西地方は、古くから「食の都」として知られるほど、多様で豊かな食文化を育んできました。
その理由のひとつが、地形と気候の多様性にあります。
日本海側と太平洋側、山間部と平野部がバランスよく分布し、野菜・果物・肉・魚介類のすべてが地元で揃うという、他にはない食材の宝庫なのです。
1-1. 初夏が旬!関西の代表的な地元食材
泉州たまねぎ(大阪府南部)
大阪府泉州地域で栽培される「泉州たまねぎ」は、
加熱するとその甘さがさらに引き立ち、とろけるような食感に。
BBQではホイル焼きにして丸ごと楽しむのがオススメです。
淡路牛(兵庫県・淡路島)
淡路島で育てられる淡路牛は、
関西BBQの主役になること間違いなし。
ガーリックと組み合わせると、より一層旨味が際立ちます。
丹波しめじ(京都府)
京都・丹波地方のきのこ栽培は有名で、特に「丹波しめじ」は
肉やベーコンと合わせて串焼きにすると、香ばしさと旨味が重なり合います。
近江地鶏(滋賀県)
滋賀県のブランド鶏「近江地鶏」は、
味噌やハーブとの相性が良く、BBQにもぴったり。
下味をしっかりつけて焼くことで、素材の良さが引き立ちます。
和歌山みかん(和歌山県)
和歌山県は全国有数のみかんの産地。
旬は冬ですが、
火で炙ることで酸味が飛び、甘みと香りがより強調されます。
デザートに最適です。
このように、関西にはBBQにぴったりの個性的で美味しい地元食材が揃っています。
次章からは、これらの食材を使った具体的なレシピをご紹介していきます!
2. 淡路牛のガーリックステーキ串
BBQといえば、やはり豪快な肉料理が主役。
ここでは関西を代表する高級和牛「淡路牛」を使った、食べごたえ満点のガーリックステーキ串をご紹介します。
ポイントは、下味に使うにんにく醤油だれと、焼き方の工夫。
シンプルなのに、驚くほど旨味が引き立ちます。
材料(4人分)
・淡路牛ステーキ用肉(サーロインまたは肩ロース)…400g
・玉ねぎ(できれば泉州たまねぎ)…1個
・ピーマン…2個
・にんにく…2片
・醤油…大さじ3
・みりん…大さじ1
・ごま油…小さじ1
・ブラックペッパー…少々
・串(竹串や金串)…8本程度
・淡路牛ステーキ用肉(サーロインまたは肩ロース)…400g
・玉ねぎ(できれば泉州たまねぎ)…1個
・ピーマン…2個
・にんにく…2片
・醤油…大さじ3
・みりん…大さじ1
・ごま油…小さじ1
・ブラックペッパー…少々
・串(竹串や金串)…8本程度
下ごしらえの手順
1. 牛肉は3〜4cm角のサイコロ状にカット。
脂が多い部分と赤身をバランスよく混ぜると食感も楽しいです。
2. 玉ねぎとピーマンも、同じくらいのサイズに切り揃える。
3. にんにくはすりおろし、醤油、みりん、ごま油、ブラックペッパーと混ぜて特製にんにく醤油だれを作る。
4. 肉をたれに20〜30分漬け込む。
冷蔵庫で寝かせておくとさらに味がなじみます。
串の打ち方と焼き方
牛肉→玉ねぎ→ピーマンの順で交互に串を打つと、彩りもよく、火の通りも均等になります。
炭火が安定したら、中火ゾーンでじっくりと焼くのがポイント。
片面2分ほど焼いたらひっくり返し、表面に軽く焦げ目がついたらOK。
焼きすぎると淡路牛の脂の甘さが飛ぶので、ミディアムレアを意識すると美味。
おすすめの食べ方
仕上げに残ったにんにく醤油だれをハケで軽く塗って、熱いうちにいただきましょう。
お好みで柚子胡椒や山椒塩を添えると、また違った風味が楽しめます。
ビールとの相性も抜群です!
3. 泉州たまねぎのホイル焼き
BBQメニューに欠かせないのが、野菜のホイル焼き。
中でも大阪・泉州産のたまねぎは、甘くて柔らかく、加熱するととろけるような食感になります。
ホイルで包んでじっくり焼くだけで、驚くほど美味しい一品に仕上がります。
材料(4人分)
・泉州たまねぎ…中サイズ2個
・バター…10g×4(1人分ずつ)
・味噌…小さじ1×4(お好みで)
・黒こしょう…少々
・アルミホイル(厚手推奨)…適量
・泉州たまねぎ…中サイズ2個
・バター…10g×4(1人分ずつ)
・味噌…小さじ1×4(お好みで)
・黒こしょう…少々
・アルミホイル(厚手推奨)…適量
下ごしらえの手順
1. たまねぎの皮をむき、上下のヘタを軽くカットして安定させる。
2. 中央に十字の切れ目を入れ、火が通りやすくなるようにしておく。
3. 切れ目の間にバターと味噌を落とす。味噌の塩気とバターのコクがベストマッチ!
包み方と焼き方
厚手のアルミホイルで、たまねぎを2重に包む。
たれが漏れないよう、口をしっかり閉じるのがコツ。
炭の端の弱火ゾーンに置いて、20〜30分ほどじっくり加熱。
ときどき上下を返しながら、均等に火を通す。
焼き上がったら、包みを開けた瞬間にバターの香りがふわっと広がり、見た目も香りも食欲をそそります。
アレンジのアイデア
・味噌の代わりにコンソメやポン酢を使ってもOK。
・バターではなくオリーブオイル+ローズマリーで洋風にするのもおすすめ。
・最後にとろけるチーズをのせて仕上げると、濃厚な味わいになります。
4. 丹波しめじとベーコンの串焼き
BBQで人気のサイドメニューといえば「串焼き」。
ここでは、京都・丹波地方の名産「丹波しめじ」とベーコンを組み合わせた旨味たっぷりの串焼きレシピをご紹介します。
きのこの香ばしさとベーコンの塩気が絶妙にマッチし、ついつい手が止まらなくなる味わいです。
材料(4人分)
・丹波しめじ…1パック(約200g)
・ベーコン(厚切り)…8枚(長さ約10cm)
・オリーブオイル…適量
・ブラックペッパー…少々
・ピザ用チーズ…適量(お好みで)
・串(竹串または金串)…8本程度
・丹波しめじ…1パック(約200g)
・ベーコン(厚切り)…8枚(長さ約10cm)
・オリーブオイル…適量
・ブラックペッパー…少々
・ピザ用チーズ…適量(お好みで)
・串(竹串または金串)…8本程度
下ごしらえの手順
1. 丹波しめじは石づきを切り落とし、房ごとに分けておく。
2. ベーコンは1枚ずつ広げ、房にしたしめじをくるくると巻きつける。
3. 串に1〜2個ずつベーコン巻きしめじを刺す。
ベーコンの端がはがれやすい場合は、楊枝などで仮止めしてもOK。
焼き方のポイント
・グリルまたは網の上で、中火でじっくり焼く。
・ときどき回しながら、ベーコンに香ばしい焼き色がつくまで焼く(片面2〜3分が目安)。
・焼き上がる直前に、ピザ用チーズを上からふりかけて少し溶かすと、より濃厚な味わいに。
アレンジ・応用
チーズの代わりにガーリックバターを塗っても美味。
串にしめじ、ベーコン、ズッキーニやパプリカなどを交互に刺せば、彩り豊かな野菜串にもなります。
スキレットや鉄板でも調理できるので、火加減が不安な人にも安心です。
このレシピは、きのこの香りを存分に楽しめるうえ、ベーコンの旨味で子どもから大人まで大人気。
軽めのおつまみとしても最適です。
5. 近江地鶏の味噌マリネグリル
滋賀県が誇るブランド鶏「近江地鶏」は、適度な歯ごたえとコクのある旨味が魅力。
そんな地鶏を味噌とヨーグルトの特製マリネ液で漬け込み、BBQで香ばしく焼き上げる味噌マリネグリルをご紹介します。
味噌の風味と鶏の旨味が絶妙に調和し、ご飯にもビールにも合う一品です。
材料(4人分)
・近江地鶏(もも肉)…400g
・味噌…大さじ2
・プレーンヨーグルト(無糖)…大さじ2
・みりん…大さじ1
・にんにく(すりおろし)…1片分
・しょうが(すりおろし)…1片分
・パプリカ(赤・黄)…各1/2個
・ズッキーニ…1本
・サラダ油…少々
・串(またはグリル用鉄板)
・近江地鶏(もも肉)…400g
・味噌…大さじ2
・プレーンヨーグルト(無糖)…大さじ2
・みりん…大さじ1
・にんにく(すりおろし)…1片分
・しょうが(すりおろし)…1片分
・パプリカ(赤・黄)…各1/2個
・ズッキーニ…1本
・サラダ油…少々
・串(またはグリル用鉄板)
下ごしらえの手順
1. 近江地鶏は一口大にカットし、筋や余分な脂を取り除く。
2. ボウルに味噌、ヨーグルト、みりん、にんにく、しょうがを混ぜてマリネ液を作る。
3. 鶏肉をマリネ液に入れてよく絡め、冷蔵庫で30分〜2時間ほど寝かせる。
4. パプリカとズッキーニも一口大にカットし、軽く油をまぶしておく。
焼き方のポイント
・串に鶏肉と野菜を交互に刺していく。彩りがよく、焼きムラも防げます。
・中火で両面をじっくり焼く。鶏肉は表面がこんがり、中まで火が通るように注意。
・焦げやすい味噌がついているため、炭火の直火から少し離して焼くのがポイントです。
アレンジと楽しみ方
ヨーグルトの代わりにマヨネーズでもOK(少しコクが強くなります)。
味噌に柚子胡椒やコチュジャンを混ぜると、風味のバリエーションが楽しめます。
鉄板やスキレットで焼いて、タレごと絡める仕上げ方もおすすめ。
マリネすることで肉が柔らかくなり、冷めても美味しくいただけます。
主菜としても満足感が高く、アウトドアでも「ちゃんとした料理」を楽しみたい人にぴったりです。
6. 淡路島産たまねぎとトマトの冷製ラタトゥイユ
BBQでは熱々の肉料理が中心になりがちですが、途中でさっぱりとした冷たい前菜があると食欲もリフレッシュされます。
甘みの強い淡路島産たまねぎとジューシーなトマトを使った、冷やして食べる「冷製ラタトゥイユ」をご紹介します。
作り置きもできるので、出発前に仕込んでおくのがおすすめです。
材料(4人分)
・淡路島産たまねぎ…1個
・トマト(完熟)…2個
・ズッキーニ…1本
・パプリカ(赤・黄)…各1/2個
・にんにく…1片
・オリーブオイル…大さじ2
・白ワイン(または酒)…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・黒こしょう…少々
・バジル(生または乾燥)…お好みで
・淡路島産たまねぎ…1個
・トマト(完熟)…2個
・ズッキーニ…1本
・パプリカ(赤・黄)…各1/2個
・にんにく…1片
・オリーブオイル…大さじ2
・白ワイン(または酒)…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・黒こしょう…少々
・バジル(生または乾燥)…お好みで
作り方
1. 野菜類はすべて1.5cm角程度の食べやすいサイズにカット。
2. フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れて弱火で加熱し、香りを出す。
3. 玉ねぎを加えて中火でしっかり炒め、透き通ってきたら他の野菜をすべて投入。
4. 白ワインを加え、軽く蓋をして5〜7分蒸し煮にする。
5. 塩・こしょうで味を整え、粗熱をとってから保存容器に入れて冷蔵庫で冷やす。(1時間以上が理想)
美味しく仕上げるポイント
・淡路島たまねぎの甘みを活かすために焦がさないのが大切。
・トマトは完熟を使うと、調味料いらずの深い味わいに。
・仕上げにオリーブオイルをもう一回しかけると、風味とツヤがアップします。
サーブのアイデア
・BBQ中にクーラーボックスから取り出して、そのまま前菜として。
・冷たい白ワインやスパークリングウォーターと相性抜群。
・バゲットにのせて「アウトドア・ブルスケッタ」としても◎。
このラタトゥイユは、野菜の美味しさをシンプルに味わえるだけでなく、食欲の落ちやすい暑い日にもぴったり。
箸休めにも、ワインのお供にもなる万能な一品です。
7. 和歌山みかんの焼きデザート
BBQの最後を彩るのは、やっぱり甘いデザート。
フルーツ王国・和歌山の名産であるみかんを使った、ちょっと珍しい焼きデザートをご紹介します。
シンプルながら香り豊かで、皮ごと楽しめる大人も子どもも大満足の一品です。
材料(4人分)
和歌山みかん(中〜小サイズ)…4個
はちみつ…大さじ2
シナモンパウダー…少々
バター…5g×4
バニラアイス…適量(お好みで)
和歌山みかん(中〜小サイズ)…4個
はちみつ…大さじ2
シナモンパウダー…少々
バター…5g×4
バニラアイス…適量(お好みで)
下ごしらえと準備
1. みかんはよく洗い、横半分にカットする(皮ごと使うので無農薬またはよく洗浄したものがおすすめ)。
2. カット面に、はちみつを小さじ1ずつたらし、シナモンパウダーをひとつまみふる。
3. バターを少しずつ乗せて、アルミホイルに包む。
焼き方
・炭火の弱火ゾーンでじっくりと温めるように10〜15分焼く。
・火を通すことで、みかんの酸味が飛び、とろけるような甘さに変化。
・皮ごとスプーンで果肉をすくって食べるスタイルがおすすめ。
仕上げとアレンジ
焼きあがったみかんにバニラアイスを添えると、温冷のコントラストが楽しい本格デザートに。
大人向けには、最後にラム酒やブランデーを少量垂らすと芳醇な香りがプラスされます。
甘酸っぱいみかんと香ばしいバター&シナモンの組み合わせは、自然の中でのひとときをさらに特別なものにしてくれます。
焼きフルーツはBBQの定番になりつつありますが、みかんを使ったものはちょっとした驚きと感動を演出できます。
8. まとめ
初夏の関西で楽しむBBQ。
今回は地元食材を活かした7つのレシピを紹介しました。
どれも調理が簡単で、地元の旬の味わいを楽しめるメニューばかりです。
・豪華な肉料理(淡路牛・近江地鶏)
・野菜の甘みを活かしたホイル焼きや冷菜(泉州たまねぎ・淡路島野菜)
・香り豊かなきのこ料理(丹波しめじ)
・最後は爽やかで驚きのある焼きフルーツ(和歌山みかん)
自然の中で食べる食事は、味も思い出も格別。
ぜひ、関西の地元食材を活用したアウトドアBBQを楽しんでみてください。