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2025年初夏|全国おすすめ!6月に行きたいおでかけ先10選

2025年5月29日

こんにちは、SOUSEIです!

「梅雨」と聞くと、おでかけには不向きな季節という印象を持つ方も多いかもしれません。
しかし、6月は日本各地であじさいやラベンダー、新緑、涼しい高原の風景など、他の季節には味わえない自然の美しさが広がる時期でもあります。

また、梅雨入り前後の晴れ間を狙えば、観光地の混雑を避けながら満喫できるのもこの季節ならでは。
6月は夏本番に向けて、自然もイベントも“動き始める”時期です。だからこそ、ちょっとした旅が心と体に特別なエネルギーを与えてくれるのです。

この記事では、そんな6月にこそ行きたい全国のおすすめおでかけスポットを、自然・花・絶景・体験といったテーマに沿って10選ご紹介します。
各地の旬を味わいながら、日常を忘れるひとときを探してみませんか?









1. 北海道|富良野のラベンダー畑(前哨戦)





北海道・富良野といえば、夏のラベンダー畑で有名ですが、実は6月下旬から早咲きのラベンダーが見頃を迎え始めるのをご存じでしょうか?
7月の最盛期よりも観光客が少なく、ゆっくりと景色を楽しみたい方には6月の訪問がおすすめです。


早咲きラベンダーの魅力
ラベンダーは7月が本番と思われがちですが、「早咲き品種(濃紫早咲など)」は6月下旬から開花が始まります。
この時期に訪れることで、一面紫の絨毯が広がる風景をひと足早く堪能できるのです。
特に朝の時間帯は空気が澄んでおり、朝露に濡れたラベンダーが陽に照らされてキラキラと輝く幻想的な光景を楽しめます。


おすすめスポット:ファーム富田
富良野エリアでもっとも有名なラベンダー観光地が「ファーム富田」です。
6月中旬からラベンダーの開花状況に応じて畑が色づき始め、他にもポピーやカモミールなど初夏の花が園内を彩ります。
入園料は無料で、園内にはラベンダーソフトやドライフラワーショップなども充実しています。


穴場ポイント:中富良野・ラベンダーイースト
混雑を避けたい方には、中富良野町にある「ラベンダーイースト」もおすすめ。
ファーム富田が運営しており、より広大な敷地に広がるラベンダー畑は圧巻のスケールです。トラクターバスで畑を巡る体験もでき、開放感あふれる風景に癒されます。


見頃の時期と注意点
見頃:6月20日頃~7月上旬(早咲き品種)
服装:朝晩は冷え込むことがあるため、薄手の羽織があると便利です。
アクセス:新千歳空港から車で約2時間半。札幌からも日帰り可能ですが、できれば宿泊を伴う旅行がおすすめです。

6月の富良野は、ラベンダーだけでなく周囲の田園風景や青空とのコントラストも楽しめる癒しの時間。
ラベンダーの香りに包まれて、初夏の北海道を満喫しましょう。





2. 青森県|奥入瀬渓流でマイナスイオンを浴びる



青森県の十和田湖から流れ出る奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)は、初夏の散策にぴったりのスポット。
新緑が生い茂る6月の奥入瀬では、涼やかな渓流の音と美しい苔、滝の景観が見事なハーモニーを奏で、心も体もリフレッシュできる癒しの時間を過ごせます。


渓流歩きの魅力
奥入瀬渓流の全長は約14km。
整備された遊歩道が続いており、初心者でも安心して散策できます。
コースの随所には「阿修羅の流れ」「雲井の滝」などの名所が点在し、写真好きにもたまらない絶景ポイントが盛りだくさん。

特に6月は、梅雨の雨が渓流に潤いを与え、水量が豊かになる時期。
雨の日でも霧や湿気が風景に幻想的な雰囲気を加え、まるでジブリ映画の世界に入り込んだような感覚を味わえます。


散策のおすすめコース
■ ショートコース(約2〜3km)
「石ヶ戸休憩所」から「阿修羅の流れ」周辺までの区間は、最も人気があり初心者向け。
片道1時間ほどで回れるため、時間がない方にも最適です。

■ フルコース(約14km)
時間に余裕があれば、十和田湖子ノ口(ねのくち)から焼山(やけやま)までの全コースを堪能するのもおすすめ。
渓流の変化に富んだ風景をたっぷり味わえます。


おすすめの服装・持ち物
服装:撥水性のあるウィンドブレーカーやレインジャケット
靴:滑りにくいトレッキングシューズまたはウォーキングシューズ
その他:虫除けスプレー、タオル、水分補給用のボトル


アクセス情報
最寄り駅:JR八戸駅または新青森駅からバスで約2時間
おすすめ時期:6月上旬〜下旬(新緑と滝のコントラストが美しい)

奥入瀬渓流は、観光というより“自然に溶け込む体験”に近い場所。
日常の喧騒を忘れ、耳をすませば渓流のせせらぎ、鳥のさえずり、風に揺れる木々の音が、あなたを癒してくれることでしょう。






3. 東京都|あじさいの名所・白山神社



都内にいながら、梅雨の風情と季節の花を楽しめるスポットとして根強い人気を誇るのが、東京都文京区の「白山神社(はくさんじんじゃ)」です。
約3,000株以上のあじさいが境内を埋め尽くし、6月中旬には「文京あじさいまつり」も開催され、多くの人でにぎわいます。


都会の中の静かな花風景
白山神社は、住宅街の中にひっそりと佇む神社で、普段は静かで落ち着いた雰囲気。
しかし6月になると、参道や境内の斜面に色とりどりのあじさいが咲き誇り、境内は一気に華やかな雰囲気に包まれます。
あじさいは青、紫、ピンク、白と多彩で、花の色は土壌の酸度によって変わるとされています。
白山神社ではその自然の色合いのグラデーションが見事で、まるで絵画のような風景を楽しめます。


文京あじさいまつりの見どころ
例年6月中旬から下旬にかけて開催される「文京あじさいまつり」では、期間限定で屋台や和太鼓の演奏、地元グルメの出店なども登場し、お祭りムードを楽しめます。
特に人気なのが、「あじさい神輿(みこし)」と呼ばれる、あじさいの花で飾られた華やかな神輿。
これは他ではなかなか見られない白山神社ならではの光景で、SNS映えも抜群です。


アクセスと注意点
アクセス:都営三田線「白山駅」から徒歩約2分/東京メトロ南北線「本駒込駅」から徒歩5分
見頃:6月上旬〜下旬
注意点:週末は混雑するため、平日の午前中が狙い目。雨の日も比較的空いていて、あじさいがより美しく見えます。

都心で梅雨の季節を優雅に過ごすなら、白山神社のあじさいは外せないスポット。
ちょっとした散歩気分で訪れて、心和む花の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。






4. 神奈川県|箱根のあじさい電車



6月の箱根は、紫陽花(あじさい)が沿線を彩る「あじさい電車」で有名な季節。
箱根登山鉄道が走る沿線には約10,000株ものあじさいが植えられており、特に梅雨時期には電車の車窓から見える景色が、幻想的な世界へと変わります。


“走る絶景” あじさい電車の魅力
「あじさい電車」とは、正式には箱根登山鉄道のことを指しますが、6月中旬〜7月中旬にかけて運行されるこの時期は、列車の両側に咲き誇るあじさいが見事なため、特別にそう呼ばれています。
特徴的なのは、線路沿いのあじさいが車両のすぐ近くまで迫っており、まるで花の中を走る列車のような臨場感が味わえること。

また、高低差のある地形を走るため、徐々に標高が上がるごとに咲くあじさいの種類や色のグラデーションが変化するのも見どころの一つです。


夜間ライトアップ「夜のあじさい号」
さらに、期間中は予約制の特別列車「夜のあじさい号」も運行され、沿線のあじさいがライトアップされる幻想的な風景を楽しめます。
電車は通常よりゆっくり走り、一部の駅では車内から降りて写真撮影も可能。
ロマンチックな雰囲気の中、ライトに照らされたあじさいと電車のシルエットは、昼とはまったく違った表情を見せてくれます。
カップルのデートや写真撮影にも人気です。


撮影・観賞スポット

大平台駅付近:急勾配とカーブの連続で、列車とあじさいの両方を収めた撮影におすすめ
宮ノ下駅~彫刻の森駅間:あじさいが密集し、車窓がまるで花のトンネルに
塔ノ沢駅付近:川のせせらぎと一緒に風情ある風景が楽しめる


アクセスと注意点
アクセス:小田原駅から箱根登山鉄道に乗車。強羅方面へ向かうのがおすすめ
見頃:6月中旬〜7月中旬(標高により異なる)
注意点:土日は混雑が予想されるため、特に「夜のあじさい号」は早めの予約が必須です

箱根のあじさい電車は、乗るだけで風景を味わえる贅沢な“移動型観光”。
車窓から移り変わる季節の色を楽しみながら、ちょっとした非日常の旅に出てみませんか?






5. 長野県|上高地のハイキング



日本アルプスの絶景を間近で楽しめる長野県・上高地(かみこうち)は、6月の訪問先として非常におすすめのスポットです。
標高約1,500mの高原地帯に位置する上高地は、6月になると雪解け水が流れ出し、清流と新緑が織りなす美しい風景が広がります。


6月の上高地は「静寂」と「清涼感」の極み
上高地は、夏や紅葉シーズンになると観光客で賑わいますが、6月は比較的混雑が少なく、静かな自然の中でゆっくりハイキングを楽しめる貴重な時期です。
まだ雪が残る穂高連峰を背景に、透き通る川や木々の緑が映え、空気も澄みきっています。

また、気温も涼しく、日中は20℃前後と快適。梅雨時期でも高原特有の乾いた空気が多く、雨に降られても風情を楽しめるのが魅力です。


初心者にもおすすめのハイキングルート
■ 河童橋〜明神池 往復コース(約5km/所要2〜3時間)
もっとも人気のある王道ルート。
上高地バスターミナルから河童橋を渡り、梓川(あずさがわ)沿いを歩いて明神池を目指します。
道は平坦で歩きやすく、清流のせせらぎや野鳥の声を聞きながら森林浴気分で楽しめます。

■ 大正池〜河童橋(約3km/所要1時間半)
バスで大正池まで行き、そこから上高地バスターミナルまで歩いて戻る逆コースも人気。
大正池に映る穂高連峰の絶景は、早朝や曇り空でも神秘的です。


豊かな自然と出会える
6月の上高地では、ニリンソウやワタスゲなどの高山植物が咲き始め、野鳥やニホンザルにも出会えることがあります。
自然保護が徹底されているエリアのため、動植物への配慮を忘れずに散策しましょう。

アクセスと注意点
アクセス:松本駅からバスで約1時間半(※マイカー規制あり。沢渡駐車場などからバス・タクシー利用)
見頃:6月上旬〜下旬(新緑・雪解けの絶景)
注意点:天候が変わりやすいため、レインウェアは必需品。防寒対策も忘れずに。

大自然の中で心と体をリセットするには、上高地はまさに理想的な場所。
清らかな空気と圧倒的なスケールの景色が、日常の喧騒を忘れさせてくれるはずです。






6. 静岡県|三島スカイウォークと紫陽花



静岡県三島市にある「三島スカイウォーク」は、日本最長の歩行者専用吊り橋として知られ、全長400メートルからの大パノラマが楽しめる絶景スポットです。
6月には周辺に咲く紫陽花とともに、空中散歩×花のコラボレーションが楽しめます。


富士山と紫陽花の絶景コンボ
三島スカイウォークは、天気が良ければ富士山・駿河湾・伊豆の山々を一望できる絶好のロケーションにあります。
橋の両脇には植栽された紫陽花が咲き誇り、青・紫・白のグラデーションが美しい景観を演出します。

6月中旬から7月上旬にかけては「あじさい祭」も開催され、園内各所にフォトスポットや期間限定の花スイーツも登場。
吊り橋から見下ろす絶景と、足元を彩るあじさいのコントラストは、他にはない非日常の体験です。


吊り橋だけじゃない!周辺施設も充実
三島スカイウォークの魅力は吊り橋だけではありません。
周辺には以下のようなアクティビティや観光施設も揃っており、1日楽しめる複合観光地となっています。

・フォレストアドベンチャー(アスレチック)
・ジップライン(滑空体験)
・クラフト体験コーナー(アロマスプレーやキャンドル作り)
・スカイガーデン(屋内型花とグルメの広場)


特に雨の日でも楽しめる屋内施設「スカイガーデン」は、花で彩られた空間におしゃれなカフェやお土産店が並び、天候を気にせず楽しめる梅雨時期の強い味方です。


アクセスとお得情報
アクセス:東名高速「沼津IC」または新東名「長泉沼津IC」より車で約20分/JR三島駅からバスで約25分
見頃:6月中旬〜7月上旬(あじさい祭期間中)
入場料:大人1,100円、小中学生500円(2025年5月時点)
※時期により割引キャンペーンあり。公式サイトを要チェック!

こんな人におすすめ

・自然と絶景を一度に楽しみたい方
・カップルや家族連れの週末ドライブ先に
・雨の日でも楽しめる“保険付き”のスポットを探している方


スリルと癒しが共存する、初夏ならではの三島スカイウォーク。
紫陽花の彩りと富士山の眺望を、心と記憶に焼きつけてみませんか?






7. 京都府|三室戸寺の紫陽花園



あじさい寺として全国的に知られる京都府宇治市の「三室戸寺(みむろとじ)」は、6月の京都観光において絶対に外せないスポットです。
約1万株、50種以上の紫陽花が咲き誇る広大な庭園は、まさに「花の海」。
梅雨のしっとりとした風情と、華やかな色彩が織りなすコントラストが訪れる人々を魅了します。


まるで極楽浄土のような紫陽花の景色
三室戸寺の紫陽花園は、境内の斜面を利用した立体的な花景色が特徴。
見渡す限りの紫陽花が段々と広がり、奥行きある構図の写真が撮れることから、プロ・アマ問わずカメラマンにも人気の場所です。

また、紫陽花の種類も豊富で、定番のホンアジサイやガクアジサイのほか、珍しいハート型の花びらや、色がグラデーション状に変化する「幻の青」と呼ばれる品種にも出会えます。


夜のライトアップも見逃せない
見頃を迎える6月中旬〜下旬には「あじさいライトアップ」も開催され、幻想的な夜の花見が楽しめます。
日没後、柔らかい照明に照らされた紫陽花が闇夜に浮かび上がり、昼間とは異なる幻想的な世界を演出します。
浴衣で訪れる人も多く、京都らしい風情が一層高まります。


拝観情報とアクセス
拝観時間:8:30~16:30(ライトアップ時は夜間営業あり)
拝観料:大人1,000円(2025年5月時点)
アクセス:京阪電車「三室戸駅」から徒歩約15分
見頃:6月上旬〜下旬(あじさい祭期間中)
※公共交通機関の利用が便利。紫陽花シーズンは駐車場が混雑しやすいためご注意を。


雨の日こそ映える花風景
京都は雨が似合う町と言われますが、三室戸寺の紫陽花は特にその魅力が際立ちます。
濡れた花弁が光を受けて輝き、しっとりとした空気の中で味わう静寂は、まさに心が洗われるよう。

「梅雨はお出かけしにくい」と思われがちな時期だからこそ、雨と調和する日本の美しさを感じられる三室戸寺は、大人の癒し旅にぴったりの場所です。






8. 兵庫県|淡路島の花のミュージアム「奇跡の星の植物館」



梅雨の時期、天気が読めない日でも安心して楽しめるおでかけ先を探しているなら、兵庫県・淡路島にある屋内型植物館「奇跡の星の植物館(きせきのほしのしょくぶつかん)」は必見です。
世界的にも珍しい規模と演出で知られるこの植物館は、まさに“花のテーマパーク”。
雨でも快適に過ごせる、お花好きにはたまらないスポットです。


屋内なのにスケール感抜群の植物空間
奇跡の星の植物館は、広さ約6,700㎡、高さ約25mという国内最大級の温室空間。
ここでは、年間を通じてさまざまな植物や花の展示が行われており、6月には初夏を彩る花々が一斉に展示される「アーリーサマーガーデン」が開催されます。
展示はただの植物紹介にとどまらず、照明や音楽を使った空間演出がなされており、まるでアートギャラリーのような感覚で楽しめます。
館内にはフォトスポットも多く、SNS映えも抜群です。


特別展示:あじさい&カラーリリーの饗宴
梅雨の時期には、紫陽花やカラーリリー、カンナ、ベゴニアなど、雨に映える植物たちが主役となる展示が行われます。
品種も豊富で、普段なかなか目にしない西洋アジサイや改良種の珍しい色・形の花を間近で観賞できます。
温室の中にはベンチやカフェスペースもあり、花に囲まれながらゆっくりと休憩できるのも嬉しいポイントです。


アクセスと基本情報
アクセス:神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」より車で約5分/神戸市内から高速バスあり
開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
入館料:大人750円、70歳以上370円、高校生以下無料(2025年5月時点)
見頃:6月中旬〜7月上旬(梅雨花フェア開催時期)


周辺とセットで楽しもう
奇跡の星の植物館は、「淡路夢舞台」という複合施設の一部で、周辺には以下の観光スポットもあります:
淡路夢舞台温室(温室花壇)
淡路夢舞台国際会議場の屋外庭園
奇跡の星カフェ(地元食材を使った軽食)


家族連れでもカップルでも、雨の日の淡路島を優雅に楽しむならここ。
自然とアート、癒しと学びが融合した空間で、心に残る時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。






9. 高知県|四万十川の屋形船



「日本最後の清流」とも呼ばれる高知県の四万十川(しまんとがわ)。
その美しい流れをゆったりと楽しめるのが、風情あふれる屋形船クルーズです。
梅雨の時期でも比較的降水量の少ない高知では、6月も観光にぴったり。
雨が降っても屋根付きの屋形船なら安心して川の旅が楽しめます。


四万十川とは?
全長196kmを誇る四万十川は、流域に大規模なダムが存在しない自然のままの川として知られています。
川岸には田園風景や沈下橋(ちんかばし)といった、どこか懐かしい日本の原風景が広がり、訪れる人の心を癒します。


雨でも楽しめる!屋形船体験
屋形船は屋根付きの和風船で、ゆったりと川を下りながら景色を眺めたり、食事を楽しんだりすることができます。
6月は川沿いの草木が緑を濃くし、雨の日には水面に波紋が広がり、しっとりと情緒あふれる風景に。

晴れた日とはまた違った静寂と美しさが味わえるため、雨天時でも「逆に良かった」という声も多いのが特徴です。


食事付きプランで地元の味を堪能
多くの屋形船では郷土料理付きプランも提供されており、以下のような名物が楽しめます:
・鮎の塩焼き
・川エビの唐揚げ
・土佐ジローの卵焼き
・四万十の青さのり味噌汁


自然の中で食べるあたたかい食事は、格別の体験。
お弁当スタイルや本格会席など、船会社によって内容もさまざまなので、旅の目的や予算に応じて選ぶことができます。


アクセスと基本情報
屋形船発着場所の一例:四万十市・佐田沈下橋付近/中村駅周辺
アクセス:高知駅からJRまたは土佐くろしお鉄道で中村駅まで約2時間、その後車やバスで移動
乗船時間:約1時間〜1時間半
料金の目安:乗船のみ2,000円前後、食事付きで3,500〜5,000円程度
※事前予約推奨、特に土日や食事付きプランは早めの予約がおすすめです。


こんな人におすすめ

雨でも観光をあきらめたくない方
地元ならではの「静けさと味」を楽しみたい方
非日常の“ゆる旅”を求めるカップルや家族連れに


四万十川の屋形船は、日常を忘れさせてくれる究極のスロー旅。
水と緑に包まれた癒しの時間を、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか?






10. 熊本県|阿蘇の草千里ヶ浜で大自然を満喫



梅雨の合間の晴れた日、あるいはしとしとと雨が降る静かな時間に、壮大な自然の中で心を解放したいなら、熊本県・阿蘇の「草千里ヶ浜(くさせんりがはま)」は最適な場所です。
ここは阿蘇五岳のひとつ「烏帽子岳」のふもとに広がる高原草原で、まるで異国に来たかのような広大な景色が目の前に現れます。


初夏の草千里ヶ浜の魅力
6月の草千里は、一面が鮮やかな緑のじゅうたんに覆われ、草原には牛や馬がのんびりと放牧されている風景が見られます。
梅雨の時期でも雨が強くなければ視界は開けており、霧が立ち込めると幻想的な雰囲気に。
天候によって表情を変える草千里は、何度訪れても飽きることがありません。
火山活動によってできたカルデラ地形と、中央にある火口湖が独特の景観を作り出し、写真映えも抜群。
晴れた日には阿蘇山中岳の噴煙が見えることもあります。


周辺の楽しみ方
草千里ヶ浜は単体でも魅力的ですが、周辺には以下のような見どころが集まっており、ドライブ旅行のハイライトにもぴったりです:

阿蘇火山博物館(草千里の自然や火山のメカニズムを学べる)
阿蘇中岳火口見学(※天候・火山活動により立入制限あり)
阿蘇神社や阿蘇ファームランド(観光・体験型施設)


また、6月でも標高が高いため涼しく、夏前の避暑地としても人気。
高原の風が心地よく、都市部とは違う時間の流れが感じられます。


アクセスと注意点
アクセス:熊本市内から車で約1時間半/JR豊肥本線「阿蘇駅」からバスで約30分
見頃:6月上旬〜下旬(緑が最も美しい時期)
服装のポイント:標高が高いため、日中は快適でも朝夕は肌寒いことがあります。
ウィンドブレーカーなどの羽織物を持参しましょう。


旅のワンポイント
草千里ソフトクリームは地元ミルクを使った名物。
ぜひ展望台でひと息ついて味わってみてください。
晴れた日には夕焼けがとても美しく、日没まで滞在するのもおすすめです。
大自然に抱かれながら、静かに風を感じる時間。
草千里ヶ浜は、心と体をまるごとリセットしてくれる場所です。






11. まとめ|6月だからこそ見つかる、日本の魅力あるおでかけ先



6月というと「梅雨」「雨」「ジメジメ」といったネガティブなイメージを持ちがちですが、実は自然がいきいきとし、静かで落ち着いた旅が楽しめるベストシーズンでもあります。

今回ご紹介した全国のおすすめスポット10選では、北海道のラベンダーから九州・阿蘇の高原まで、梅雨ならではの景色、涼やかな空気、そして心癒される花や風景をテーマに選びました。

・雨の日でも楽しめる屋内スポットや屋形船
・梅雨と相性のいい紫陽花や新緑の名所
・混雑を避けた静かな自然体験


6月のおでかけは、計画的に「晴れの日だけを狙う」のではなく、“雨とともに旅を楽しむ”という視点を持つことで、旅の幅がぐっと広がります。
天気予報をチェックしながら、ふとした晴れ間を見つけて、週末や平日にふらりと出かけてみるのも良いかもしれません。
自然に寄り添う旅は、日常の忙しさを忘れさせてくれる最高のリフレッシュになるはずです。

ぜひこの初夏、あなたの心がときめく「6月のおでかけ先」を見つけてみてください。