こんにちは、SOUSEIです!
秋の関西は、紅葉の名所が数多く点在し、都市部から山間部、湖畔までバリエーション豊かな絶景を堪能できます。
2025年の秋も、標高差や地形ごとに色づきのタイミングが変わるため、計画次第で長期間にわたり紅葉ドライブを楽しめるのが魅力です。
目次
1. 関西の秋ドライブを楽しむために
紅葉の見頃カレンダー(目安)
京都市内の社寺:例年11月中旬〜12月上旬
奈良公園周辺:11月中旬〜下旬
滋賀・湖北エリア(奥琵琶湖・メタセコイア並木):11月下旬〜12月初旬
標高の高い山岳道路(高野龍神スカイライン、六甲山上):10月下旬〜11月中旬
→ 早めに楽しみたいなら山岳ルート、晩秋まで粘りたいなら湖畔や平地の里山へ、というように目的地を調整するのがおすすめです。
渋滞・混雑を避ける工夫
紅葉シーズンは有名スポットほど混雑し、駐車場が満車で入れないケースも珍しくありません。
出発は早朝(8時前):特に土日祝は必須。
夕方狙い:観光客が帰る時間帯に入れば比較的スムーズ。
事前予約駐車場:箕面や美山など、一部地域は予約制を導入することもあるので要確認。
高速料金・費用を抑える
関西圏では「ETC周遊パス」などのお得なドライブプランが毎年発売されています。
2025年版も随時発表されており、エリアごとに数日間乗り放題で使える仕組み。
旅行前に最新情報をチェックしておきましょう。
ドライブ前のチェックリスト
山間部は朝晩の冷え込みで路面凍結が発生することも(特に10月末〜11月の高野龍神スカイライン)。
ガソリンは早めに補給:山岳道路は給油所が少ない。
歩く準備 :駐車場から展望台・寺社まで徒歩移動が必要なケースが多い。
2. 和歌山|高野龍神スカイライン(国道371号・県道経由)
道路概要
高野龍神スカイラインは、和歌山県高野町の高野山から、田辺市龍神村の龍神温泉へと続く山岳道路です。
全長は約42km。
かつては有料道路でしたが、現在は無料開放されており、秋のドライブには欠かせない人気ルートとなっています。
紅葉の見頃と絶景ポイント
紅葉のピークは10月下旬〜11月上旬。
標高1,000mを超える護摩壇山(ごまだんざん)周辺は特に色づきが早く、カエデやブナが赤や黄色に染まる姿が壮観です。
護摩壇山スカイタワー展望台: 標高1,373m。
紀伊山地の雄大な山並みと紅葉を一望。
ごまさんスカイタワー駐車場:車を停めて少し歩けば、写真映えするビューポイント多数。
また、高野山の寺院群を出発点にすれば、紅葉した山道から世界遺産の聖地へと続くコントラストも楽しめます。
運転時の注意点
カーブが多い山岳路:見通しの悪いカーブが連続するため、スピードは控えめに。
路面凍結:10月末頃から朝晩の冷え込みで凍結の恐れあり。特に早朝ドライブは注意。
携帯電波が届きにくい区間:ナビや地図は事前にダウンロード推奨。
ドライブと合わせて寄りたい場所
龍神温泉:日本三美人の湯として知られる秘湯。
ドライブ疲れを癒すのに最適。
高野山・奥之院:世界遺産。
紅葉した参道を歩けば、荘厳な雰囲気を味わえる。
アクセス
最寄IC:京奈和自動車道「高野口IC」から高野山方面へ。
所要時間目安:大阪市内から約2時間半(渋滞なしの場合)。
所要時間目安:大阪市内から約2時間半(渋滞なしの場合)。
高野龍神スカイラインは「紅葉・山岳絶景・温泉」の三拍子が揃った王道コース。
体力に余裕があれば、日帰りよりも1泊2日でじっくり楽しむのがおすすめです。
3. 奈良|奈良奥山ドライブウェイ(若草山〜春日山〜高円山)
道路概要
奈良奥山ドライブウェイは、奈良公園の背後に広がる原始林を抜ける全長約12kmの観光有料道路です。
「若草山コース」「高円山コース」「春日山コース」の3区間に分かれ、いずれも車窓から紅葉と古都奈良の絶景を堪能できます。
紅葉の見頃と景観
紅葉のピークは11月中旬〜下旬。
ナラやカエデが鮮やかに色づき、若草山山頂や展望台からは奈良盆地を一望できます。
若草山展望台:奈良市街と紅葉のパノラマ。
夜景スポットとしても有名。
春日山遊歩道:ドライブの途中に立ち寄れる散策道。
原生林の中でしっとりとした紅葉を楽しめます。
古都の街並みと紅葉を同時に望める点は、山岳道路とはまた違った趣があります。
利用案内と注意点
通行料金: 区間ごとに異なる(例:若草山コース=大人530円前後/普通車)。
最新料金は公式HPで要確認。
通行時間:夜間は閉鎖されるため、夕景・夜景を狙う際は営業時間を確認。
駐車スペース:各展望台にあり。
ただし休日は混雑するので時間調整を。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
東大寺大仏殿:奈良の顔ともいえる世界遺産。
秋は境内の紅葉も美しい。
春日大社:境内の灯籠と紅葉のコントラストが幻想的。
ならまち:江戸〜明治の町家が残る歴史地区。
カフェや土産散策もおすすめ。
アクセス
最寄IC:西名阪自動車道「天理IC」から約20分。
所要時間目安:大阪市内から約1時間半。
所要時間目安:大阪市内から約1時間半。
奈良奥山ドライブウェイは、「古都の紅葉をドライブで楽しめる」という点で関西でも特にユニーク。
展望台から街全体を俯瞰する光景は、一度は体験しておきたい秋の絶景です
4. 兵庫|六甲山ドライブウェイ(表六甲・裏六甲・芦有)
道路概要
六甲山ドライブウェイは、神戸市街地の背後にそびえる六甲山系を縦走する人気の観光道路です。
表六甲ドライブウェイ(新神戸〜六甲山上)
裏六甲ドライブウェイ(六甲山上〜有馬温泉)
芦有(ろゆう)ドライブウェイ(芦屋〜宝塚方面へ抜ける有料道路)
これらを組み合わせることで、六甲山の稜線をぐるりと周遊でき、紅葉と都市夜景の両方を楽しめるのが大きな魅力です。
紅葉の見頃と景観
紅葉のピークは10月下旬〜11月中旬。
標高500〜900mの六甲山上ではカエデやモミジが色づき、秋らしい装いになります。
六甲ガーデンテラス:明石海峡大橋や大阪湾まで望む展望スポット。
昼は紅葉、夜は“1000万ドルの夜景”。
六甲高山植物園:高山植物と紅葉のコラボ。
園内のもみじ谷が見頃になると特に華やか。
裏六甲からの有馬温泉:山間の紅葉に包まれた温泉街散策が可能。
六甲山は都市部からのアクセスが近く、仕事帰りや半日ドライブでも行けるのが大きな利点です。
運転時の注意点
急カーブ・急勾配:山岳道路特有の連続カーブ。
初心者は裏六甲より表六甲の方が走りやすい。
夜間走行:夜景狙いのドライブも人気ですが、街灯が少ない区間もあるため安全運転を徹底。
渋滞ポイント:紅葉シーズンの週末はガーデンテラス周辺で駐車待ちが発生しやすい。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
六甲オルゴールミュージアム:紅葉庭園と音楽を楽しめる癒しスポット。
六甲有馬ロープウェー:車を有馬温泉に置いて、山上まで紅葉空中散歩が可能。
有馬温泉:金泉・銀泉で知られる関西屈指の温泉街。紅葉狩りの後に立ち寄りたい。
アクセス
最寄IC:阪神高速「魚崎IC」から表六甲へ、または中国道「西宮山口IC」から裏六甲へ。
所要時間目安:神戸中心部から約30分、大阪市内から約1時間。
所要時間目安:神戸中心部から約30分、大阪市内から約1時間。
六甲山ドライブウェイは、紅葉・夜景・温泉という多彩な楽しみが一度に叶う関西屈指のドライブコース。
特に夕方〜夜にかけての風景は「ここでしか味わえない絶景」です。
5. 滋賀|メタセコイア並木(高島市・県道小荒路牧野沢線)
道路概要
滋賀県高島市マキノ町にあるメタセコイア並木は、約2.4kmにわたり約500本のメタセコイアが整然と立ち並ぶ絶景ロードです。
牧歌的な田園風景の中にまっすぐ伸びる並木道は、季節ごとに違う表情を見せ、秋は黄金色〜赤褐色に染まる紅葉のトンネルが訪れる人を魅了します。
紅葉の見頃と景観
見頃は11月下旬〜12月上旬。
メタセコイア特有の針状の葉が赤茶色に色づき、日差しを透かすとオレンジに輝く光景は息をのむ美しさです。
並木中央部の直線区間:写真撮影に人気のエリア。
ドライブだけでなく歩いて散策するのもおすすめ。
マキノピックランド:並木道の起点にある観光農園。
駐車場や直売所、カフェを備え、観光の拠点として便利。
運転時の注意点
路肩駐停車は禁止:並木道内での停車・撮影は危険かつ禁止されています。
必ず指定駐車場を利用。
混雑時間帯:紅葉ピークの土日祝は大渋滞が発生。
午前中早めの訪問を推奨。
自転車や観光バス:並木道は車以外の観光客も多いため、安全運転を徹底。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
奥琵琶湖パークウェイ:メタセコイアとセットで楽しみたい湖北の紅葉ロード(後述)。
湖西の白鬚神社:琵琶湖に鳥居が立つ絶景スポット。夕方のシルエットが特に美しい。
マキノ高原温泉さらさ:ドライブ後に立ち寄れる温泉施設。露天風呂から比良山系の紅葉を望めます。
アクセス
最寄IC:北陸自動車道「木之本IC」から約30分。
所要時間目安:京都市内から約1時間半、大阪市内から約2時間。
所要時間目安:京都市内から約1時間半、大阪市内から約2時間。
メタセコイア並木は「関西屈指のフォトジェニック紅葉ロード」。
並木道そのものが観光資源となっており、秋のドライブ旅行には外せないスポットです。
6. 滋賀|奥琵琶湖パークウェイ(つづら尾崎展望台)
道路概要
奥琵琶湖パークウェイは、滋賀県長浜市・湖北町から西浅井町へと至る全長約18.8kmの観光道路です
。琵琶湖北端を縫うように走り、山岳・湖畔・展望台が連続する「湖北紅葉ドライブの王道ルート」として知られています。
紅葉の見頃と景観
紅葉のピークは11月中旬〜下旬。
湖北の冷え込みは早く、湖畔を彩るモミジやイチョウが鮮やかに色づきます。
つづら尾崎展望台:琵琶湖の北湖と竹生島を望む絶景ポイント。
秋晴れの日には遠く伊吹山まで望めます。
葛籠尾崎(つづらおざき)半島のワインディングロード:湖に突き出す半島をなぞるカーブは、紅葉のトンネルと湖面の青さのコントラストが美しい。
湖と紅葉を同時に眺められるスポットは関西でも珍しく、写真撮影にも人気があります。
運転時の注意点
一方通行区間あり:パークウェイは「大浦→葛籠尾崎展望台」方向のみ通行可能な一方通行区間があるため、逆走に注意。
道路幅は狭め:観光バスや大型車も入るため、すれ違いは慎重に。
冬期閉鎖:例年12月〜3月頃まで通行止めになるので、紅葉シーズンが走れるラストチャンス。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
海津大崎:春は桜名所として有名ですが、秋の湖岸紅葉も隠れた見どころ。
菅浦集落:“湖の民”が暮らした歴史ある漁村。琵琶湖文化を感じられる散策スポット。
長浜市街:黒壁スクエアや曳山博物館など、紅葉ドライブと合わせて歴史散策も可能。
アクセス
最寄IC:北陸自動車道「木之本IC」から車で約20分。
所要時間目安:京都市内から約2時間、大阪市内から約2時間半。
所要時間目安:京都市内から約2時間、大阪市内から約2時間半。
奥琵琶湖パークウェイは「湖・山・紅葉」が三位一体となった湖北の絶景ロード。
メタセコイア並木と合わせて訪れると、滋賀北部の紅葉ドライブを満喫できます。
7. 兵庫|竹田城跡&立雲峡(雲海ロード)
概要
兵庫県朝来市にある竹田城跡は、「天空の城」と呼ばれる日本屈指の絶景スポット。
標高353mの古城跡が雲海に浮かぶ姿は幻想的で、晩秋から初冬にかけてドライブ観光客を惹きつけます。
竹田城跡そのものは徒歩で登る必要がありますが、城を対岸から見下ろす立雲峡(りつうんきょう)までは車でアクセス可能。
雲海に浮かぶ竹田城を撮影できる人気の展望スポットです。
見頃と雲海発生条件
紅葉のピークは11月上旬〜中旬。
城跡の石垣と紅葉のコントラストが美しく、さらに条件が揃えば雲海が広がり、まさに幻想世界に。
雲海が発生しやすい条件は以下の通り:
時期:9月下旬〜12月上旬(特に10月〜11月が最盛期)
時間帯:明け方〜午前8時頃まで
気象条件:前日との寒暖差が大きく、風が弱く、湿度が高い朝
紅葉と雲海が同時に見られるのはごく限られたタイミングで、運が良ければ忘れられない景色に出会えます。
立雲峡へのアクセスと注意点
駐車場:立雲峡第1〜第3駐車場あり。
展望台までは駐車場から徒歩20〜40分の山道。
混雑:雲海シーズンの早朝は駐車場がすぐ満車に。
午前4〜5時台に到着する人も多い。
装備:山道は暗く冷え込むため、懐中電灯・防寒着は必須。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
竹田城跡(山城の郷から登山):天守台跡から但馬盆地を一望。
紅葉シーズンは特に壮観。
生野銀山:かつての鉱山跡を見学できる観光スポット。
紅葉に包まれる坑道入口はフォトジェニック。
城下町出石(いずし):「皿そば」が名物の城下町。
ドライブのランチに最適。
アクセス
最寄IC:播但連絡道路「和田山IC」から車で約15分。
所要時間目安:大阪市内から約2時間半、神戸市内から約2時間。
所要時間目安:大阪市内から約2時間半、神戸市内から約2時間。
竹田城跡&立雲峡は「紅葉+雲海+城跡」という唯一無二の絶景体験ができる場所。
特に早朝ドライブで訪れると、関西でも指折りの幻想風景に出会えるでしょう。
8. 大阪|箕面公園&勝尾寺ループ
概要
大阪府北部・箕面市に位置する箕面公園(明治の森箕面国定公園)は、都心からわずか30分ほどで行ける紅葉名所。
滝と渓谷の景観が美しく、秋になるとモミジが渓谷沿いを真っ赤に染め上げます。
さらに、近隣には勝尾寺(かつおうじ)という紅葉の名刹があり、両者をドライブでぐるりと巡る「箕面紅葉ループ」は大阪市民にとって定番の秋ドライブコースです。
紅葉の見頃と景観
箕面公園:見頃は11月中旬〜下旬。
渓谷沿いの遊歩道は「紅葉のトンネル」と呼ばれ、終点の箕面大滝(落差33m)と紅葉の組み合わせは圧巻。
勝尾寺:同じく11月中旬〜下旬がピーク。
広大な境内に多彩なモミジが植えられ、朱色の橋や石段と紅葉のコントラストが美しい。
運転時の注意点
渋滞・交通規制:紅葉ピークの土日祝は箕面公園周辺で大渋滞。
進入規制が行われることもあり、公共交通や臨時バス利用も検討を。
駐車場:箕面公園周辺は台数が限られ、すぐに満車になる。
勝尾寺は境内に大型駐車場を備えているため、車で訪れるなら勝尾寺を拠点にするのがおすすめ。
山道ドライブ:箕面〜勝尾寺を結ぶ府道43号線はワインディングが多いので安全運転を。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
箕面温泉スパーガーデン:ドライブ後に立ち寄れる温泉施設。
展望露天風呂から箕面の山々を一望。
北摂のカフェ:箕面や豊能エリアには紅葉を眺めながらランチできるカフェやレストランが点在。
千里中央・万博公園:少し南に足を伸ばせば、大阪万博記念公園のイチョウ並木も同時期に見頃。
アクセス
最寄IC:名神高速「茨木IC」または新名神「箕面とどろみIC」から約20分。
所要時間目安:大阪市中心部から約40分。
所要時間目安:大阪市中心部から約40分。
箕面公園と勝尾寺を巡るルートは「都会近郊で紅葉の渓谷美と名刹の両方を楽しめる」希少なコース。
日帰りで十分堪能できるので、気軽な秋ドライブに最適です。
9. 大阪×奈良|信貴生駒スカイライン
道路概要
信貴生駒スカイラインは、大阪府と奈良県の県境を縦走する全長約20.9kmの観光有料道路です。
生駒山地の稜線を走り、両府県の街並みを見下ろしながら爽快なドライブを楽しめます。
特に、夕景や夜景の美しさは関西屈指といわれています。
紅葉の見頃と景観
紅葉の見頃は11月中旬〜下旬。
稜線沿いの森が赤や黄に染まり、展望台からは大阪平野と奈良盆地を紅葉越しに眺めることができます。
鐘の鳴る展望台(十三峠展望台):大阪方面の大パノラマ。
夕焼けと夜景の名所として人気。
生駒山上遊園地周辺:紅葉とレトロな遊園地の雰囲気がユニーク。
運転時の注意点
有料道路:普通車で片道1,360円前後(2025年時点の参考料金)。
最新情報は公式HPで要確認。
山道ドライブ:稜線道路のためカーブが多く、見晴らしが良い反面スピードの出しすぎに注意。
夜間利用:夜景狙いの車で混み合うこともあるため、駐車スペースの確保は早めに。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
宝山寺(生駒聖天): 商売繁盛のご利益で知られる古刹。
紅葉に包まれた参道も美しい。
生駒山上遊園地:山頂に広がるレトロ遊園地。
紅葉シーズンはライトアップも楽しめる。
信貴山朝護孫子寺: 巨大な張り子の虎で有名。
紅葉時期は境内が赤く染まり、迫力ある景観に。
アクセス
最寄IC:西名阪自動車道「香芝IC」または阪神高速「水走出口」からアクセス。
所要時間目安:大阪市内から約1時間。
所要時間目安:大阪市内から約1時間。
信貴生駒スカイラインは「紅葉・夜景・寺社巡り」を一度に味わえる絶好のドライブコース。
特に夕暮れから夜にかけての時間帯は、紅葉と街の灯りが共演する幻想的な風景を楽しめます。
10. 京都|美山かやぶきの里(南丹市)
概要
京都府南丹市にある美山かやぶきの里は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された茅葺き集落です。
山あいの静かな里山に、約40棟の茅葺き民家が残る景観はまるで昔話の世界のようです。
秋には集落全体が紅葉に包まれ、素朴で温かな風景に出会えます。
紅葉の見頃と景観
紅葉の見頃は11月中旬〜下旬。
周囲を囲む比良山系や里山の木々が赤や黄色に染まり、かやぶき屋根と相まって日本の原風景を感じさせます。
集落内の散策路:古民家の合間から望む紅葉は、フォトジェニックで人気。
由良川沿い:川面に映る紅葉とかやぶき屋根が美しく、のんびり歩くのがおすすめ。
夜には期間限定でライトアップイベントが行われることもあり、幻想的な秋の里山を体験できます。
運転時の注意点
駐車場:集落周辺に有料駐車場あり。
イベント時は予約制になる場合があるため、事前確認を。
アクセス道路:国道162号(周山街道)は快走路だが、週末は観光バスや自家用車で混雑することがある。
冬支度:11月下旬以降は朝晩の冷え込みが厳しく、路面凍結の可能性もあるので注意。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
美山町自然文化村:レストランや温泉施設「河鹿荘」があり、里山観光の拠点に最適。
日吉ダム&スプリングスひよし:温泉と道の駅が一体になった施設。帰り道に立ち寄ってリラックス。
亀岡〜嵐山:南丹市から京都市内へ戻るルートでは、保津峡や嵐山の紅葉スポットも組み合わせ可能。
アクセス
最寄IC:京都縦貫自動車道「園部IC」から車で約40分。
所要時間目安:京都市内から約1時間半、大阪市内から約2時間。
所要時間目安:京都市内から約1時間半、大阪市内から約2時間。
美山かやぶきの里は「紅葉とかやぶき屋根が織りなす日本の原風景」を体験できる場所。
観光地化されすぎていない素朴な雰囲気が魅力で、ゆったりと秋の時間を過ごしたい人におすすめです。
11. 三重|伊勢志摩スカイライン(+パールロード)
道路概要
伊勢志摩スカイラインは、三重県伊勢市と鳥羽市を結ぶ全長約16.3kmの観光有料道路。
伊勢神宮の内宮から車で約5分の入口にあり、走行中は英虞湾や伊勢湾、志摩半島のリアス式海岸を一望できる絶景ドライブロードです。
さらに、鳥羽側へ抜けた後はパールロードへ接続可能。太平洋を望む海岸線の快走ルートと組み合わせることで、紅葉と海の景観を一度に楽しめます。
紅葉の見頃と景観
伊勢志摩スカイラインの紅葉は11月中旬〜下旬。
山頂付近ではカエデやナラが色づき、伊勢湾の青とのコントラストが美しいです。
朝熊山(あさまやま)山頂展望台:伊勢湾から太平洋まで360度パノラマビュー。
晴天時は富士山が見えることも。
金剛證寺:伊勢神宮の奥の院とされる古刹。
紅葉の名所としても知られ、山頂付近の落ち着いた雰囲気が魅力。
運転時の注意点
有料道路:普通車で片道1,270円(往復2,500円前後/2025年時点の参考料金)。
最新情報は公式サイトを要確認。
急勾配・カーブ:山頂まで一気に駆け上がるルートなので、初心者はゆっくり安全運転を。
夜間の絶景:夜景も有名だが、街灯が少ないため走行には注意が必要。
ドライブと合わせて立ち寄りたい場所
伊勢神宮(内宮・外宮):日本屈指の聖地。紅葉の時期は参道の木々も色づく。
鳥羽水族館・ミキモト真珠島:スカイラインの鳥羽側出口からアクセス良好。
志摩スペイン村・英虞湾クルーズ:パールロードと組み合わせれば、海の絶景リゾートドライブが完成。
アクセス
最寄IC:伊勢自動車道「伊勢西IC」から内宮方面へすぐ。
所要時間目安:名古屋市内から約2時間半、大阪市内から約3時間。
所要時間目安:名古屋市内から約2時間半、大阪市内から約3時間。
伊勢志摩スカイラインは「紅葉・海・神社参拝」を一度に楽しめる贅沢なコース。
伊勢神宮と合わせて訪れれば、心身ともにリフレッシュできる秋のドライブ旅行になるでしょう。
12. まとめ
関西には、山岳・湖畔・里山・都市夜景・海岸線と、多彩な表情を見せる紅葉ドライブコースが揃っています。
今回ご紹介した10スポットを振り返ると――
和歌山|高野龍神スカイライン:山岳の紅葉と秘湯を満喫
奈良|奈良奥山ドライブウェイ:古都の紅葉と街並みを一望
兵庫|六甲山ドライブウェイ:都市夜景と紅葉の共演
滋賀|メタセコイア並木:黄金の並木道が続くフォトジェニックロード
滋賀|奥琵琶湖パークウェイ:湖と紅葉が織りなす湖北の絶景
兵庫|竹田城跡&立雲峡:雲海に浮かぶ天空の城と紅葉
大阪|箕面公園&勝尾寺ループ :都心近郊で渓谷と名刹の紅葉
大阪×奈良|信貴生駒スカイライン:稜線ドライブと夜景の紅葉ロード
京都|美山かやぶきの里:日本の原風景を彩る里山の紅葉
三重|伊勢志摩スカイライン:海と紅葉、そして伊勢参り
それぞれのコースが持つ魅力は異なり、
自然派 → 高野龍神・奥琵琶湖・美山
歴史・文化派 → 奈良奥山・竹田城跡・勝尾寺
都会夜景派 → 六甲山・信貴生駒
絶景リゾート派 → 伊勢志摩
といったように、自分のスタイルや時間の都合に合わせて選べるのが関西紅葉ドライブの醍醐味です。
ドライブを楽しむポイント
・早朝出発で混雑回避
・寒暖差に備えて防寒着持参
・駐車場や交通規制の事前チェック
・安全運転でゆとりあるスケジュール
2025年の秋も、紅葉の色づきは標高や地域ごとに差があるため、上手に組み合わせれば10月下旬〜12月初旬まで長く楽しめます。
今年の秋は、ぜひお気に入りのドライブコースを見つけて、紅葉と絶景ロードが織りなす特別な時間を堪能してください。