BLOG

【2025年の省エネ基準義務化】大断熱時代到来!HEAT20やG2、G3、断熱等級のすべて

2025年3月10日

こんにちは、SOUSEIです!

近年、日本の住宅業界では「断熱性能」がますます重要視されるようになっています。
その背景には、省エネ性能の向上、快適な住環境の確保、そして健康被害の防止などが挙げられます。

特に2025年4月からは、住宅の省エネ基準適合が義務化され、新築住宅は一定の断熱性能を満たす必要があります。
これにより、従来よりも高性能な住宅が求められるようになります。

本記事では、

・2025年の省エネ基準義務化の詳細
・HEAT20(G1・G2・G3)とは何か
・断熱等級とHEAT20の関係
・高断熱住宅のメリットとデメリット
・断熱性能向上による年間光熱費の削減効果
・これから家を建てる人が知っておくべきポイント


について詳しく解説します。









1. 2025年の省エネ基準義務化とは?



2025年4月からの住宅省エネ基準義務化とは?
2025年4月以降、新築住宅を建てる際には、省エネ基準(断熱等級4以上)への適合が義務化されます。
これまでの日本の住宅業界では、省エネ基準を満たさない住宅でも建築が可能でした。

しかし、エネルギー消費量削減の観点から、今後は最低限の断熱性能が必須となります。

省エネ基準義務化のポイント
1. 全ての新築住宅に「断熱等級4」以上が義務化
2. 基準を満たさない住宅は建築不可
3. エネルギー効率の向上による光熱費削減
4. ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及促進
5. 将来的には断熱等級5以上の義務化も視野に

この義務化により、日本の住宅の最低限の断熱性能が一段階引き上げられ、住環境の質が向上すると考えられています。






2. 断熱性能向上による年間光熱費の削減



断熱性能を向上させることで、冷暖房にかかる光熱費を大幅に削減することができます。
以下の表は、断熱等級ごとの年間光熱費の試算を示したものです。



HEAT20 G3基準の断熱性能を持つ住宅では、年間光熱費が約半分に抑えられるという試算もあります。
これにより、長期的なコスト削減効果が大きく、初期投資が高くても十分に回収できる可能性が高まります。

高断熱住宅は「省エネ」と「経済的メリット」の両方を実現する選択肢です。






3. HEAT20とは?



HEAT20(一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)は、日本の住宅の断熱性能向上を目指す研究機関です。

HEAT20の3つのグレード(G1・G2・G3)
HEAT20では、住宅の断熱性能を3つのグレードで評価しています。



UA値(外皮平均熱貫流率)とは、建物の外壁・窓・屋根などから逃げる熱量を示す指標で、値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。






4. まとめ



これからの家づくりに必要なポイント
1. 2025年4月以降、新築住宅は断熱等級4以上が必須 2. HEAT20のG2・G3基準を満たせば快適な住環境に
3. 高断熱住宅は光熱費の削減、健康リスクの低減に効果的
4. 断熱等級7(HEAT20 G3)なら年間光熱費が約50%削減可能
5. 補助金・助成金を活用して高断熱住宅を目指す

今後、家を建てる予定のある方は、2025年の省エネ基準義務化を意識しながら、より快適で省エネな住まいを実現しましょう!