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注文住宅を建てる前に!耐震性能と選べる耐震工法のすべて

2023年9月8日

こんにちは、SOUSEIです!
日本は地震が多いため、住宅を建てる際には耐震性能を考慮することが非常に重要です。

今回は、注文住宅を建てる際に注意すべき耐震性のポイントや、耐震等級について詳しくご紹介します!
また、どのような耐震工法があるか、耐震住宅を選ぶメリットやデメリットについても説明しますので、これから注文住宅を建てる予定の方はぜひ参考にしてください。










1.耐震等級とは





耐震等級とは、建物の地震に対する強さを表す指標で、耐震等級1から3までの3つのランクに分けられています。
等級が高いほど、地震による揺れに強い家となります。
ここでは、日本で一般的に用いられている耐震等級の詳細とそれぞれの特徴についてお話していきます。




1-1.耐震等級1


耐震等級1は、最低限の基準を満たす耐震性能があるとされており、震度5程度の揺れに対しては損傷を生じにくいものの、震度6強以上の地震には耐えられない可能性があります。
ただし、耐震等級1の建物でも、設計や施工が適切に行われていれば倒壊するリスクは低いと言われています。




1-2.耐震等級2


耐震等級2は、建築物の耐震性能がさらに高まるもので、震度6強程度の揺れに対しても倒壊しないように設計されています。
こちらは学校や病院などの避難所に求められる耐震性があり、比較的安全に過ごすことができます。

ただし、耐震等級2の建物では、震度7に相当する大地震による被害を完全に防ぐことはできません。
そのため、耐震性能をより高めたい場合には耐震等級3の建物がおすすめです。




1-3.耐震等級3


耐震等級3は最も高い耐震性能を持つ建物であり、震度7に相当する大地震でも倒壊や大きな損傷が発生しないように設計されています。
警察や消防などの防災拠点に求められる耐震性を持っており、家族の安全を最優先に考える場合には最適です。

耐震等級3の家は地震保険料が安くなるメリットや低金利でローンを借り入れることが可能な点が魅力です。
ただし、建築コストが高くなることや、希望通りの間取りにできない場合があるというデメリットもあります。






2. 注文住宅での耐震性の重要性



注文住宅を建てる際には、耐震性をもっとも重要視すべきです。
地震が多い日本において、耐震性は家族の命を守るために外せない要素です。

ここでは、注文住宅において耐震性能を強化する方法やメリット、デメリットについて説明します。




2-1.注文住宅での耐震性の強化方法


注文住宅を建てる際には、建物を軽くし、耐力壁を増やし、設備をバランスよく配置することで耐震性を高めることができます。
また、耐震金物を使用して壁や床の耐震性を向上させることも有効です。
さらに、免震や制震などの仕組みを併用することで、地震による揺れを大幅に軽減することが可能です。

注文住宅では、施主が自由に耐震等級を選ぶことができますが、希望通りの耐震等級を実現するためには、事前にしっかりと伝えることが重要です。
また、建売住宅の場合には、耐震等級がわからない場合もありますが、築年数などを考慮して耐震性をチェックすることができます。




2-2.耐震性を高めるメリットとデメリット


耐震性を高めた注文住宅には、地震保険料が安くなる、低金利でローンが組める、家の価値が上がるといったメリットがあります。
また、地震発生時には住宅自体が倒壊しにくいため、家族の安全が確保されるのはもちろんのこと、家財や家の構造に与えられるダメージも最小限に抑えられます。

一方で、耐震性を高めることのデメリットとして、建築費用が高くなる、間取りやデザインに制約が生じる、専門的な知識が必要となるといった問題が挙げられます。
しかし、家族の安全を考えると、耐震性を高めるメリットはデメリットを上回ると言えるでしょう。






3. 耐震工法の種類と特徴





現在利用されている耐震工法にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。
ここでは、一般的に用いられている耐震工法とその特徴について説明します。




3-1.基礎補強工法


基礎補強工法は、建物の基礎部分を補強して地震による揺れから家を守る工法です。
基礎をコンクリートで固め、鉄筋を増やすことで地震の揺れを分散させ、建物全体の損傷を軽減します。
この工法のメリットは、コストが比較的安く、短期間で工事が完了できる点です。

一方で、上層階の揺れを軽減することが難しいというデメリットがあります。




3-2.耐力壁工法


耐力壁工法は、建物内に多数の壁を設けることで地震による揺れを分散させる工法です。
壁には耐力金物を使用して強固な構造を実現し、地震のエネルギーを効果的に吸収します。
この工法のメリットは、地震の揺れを室内の家具や壁に伝えにくくなることや、建物の強度を向上させる点です。

その一方で、建物の重量が増加し、工期が長くなるというデメリットもあります。




3-3.免震・制震工法


免震・制震工法は、地震の揺れを直接建物に伝えないようにする工法で、建物と地盤の間に免震装置や制震ダンパーを設置します。
これにより地震のエネルギーを吸収し、家具の転倒や内部損傷を防止します。
免震・制震工法のメリットは、地震発生時の揺れを大幅に軽減できる点です。

しかし、縦揺れに対しては効果が薄く、コストが高いというデメリットがあります。






4. まとめ



注文住宅を建てる際には、日本の地震事情を考慮して耐震性を重視することが重要です。

耐震性の詳細や耐震工法について解説しましたが、最も重要なのは耐震性能の高い家に住むことで家族の安全を守ることです。
建物の耐震等級や工法を調べ、自分に合った注文住宅を検討してください
。耐震性能の高い注文住宅を選ぶことは、地震が多い日本での暮らしにおいて、家族の安心に繋がります。






5. よくある質問




Q1. 注文住宅の耐震性能はなぜ重要ですか?
A1. 日本は地震が多いため、注文住宅の耐震性能は家族の安全を守るために非常に重要です。

Q2. 耐震等級とは何ですか?
A2. 耐震等級は、建物の地震に対する強さを表す指標です。
耐震等級1から3までの3つのランクに分けられており、等級が高いほど地震に強い家となります。

Q3. 耐震等級1の建物はどのくらいの耐震性能がありますか?
A3. 耐震等級1の建物は最低限の耐震性能を満たしており、震度5程度の揺れに対しては損傷を生じにくいですが、震度6強以上の地震には耐えられない可能性があります。

Q4. 耐震等級3の建物はどのくらいの耐震性能がありますか?
A4. 耐震等級3の建物は最も高い耐震性能を持ち、震度7に相当する大地震でも倒壊や大きな損傷が発生しないように設計されています。

Q5. 注文住宅で耐震性を高める方法はありますか?
A5. 建物を軽くし、耐力壁を増やすことや、耐震金物を使用して壁や床の耐震性を向上させることなどが耐震性を高める方法です。

Q6. 耐震工法は何種類ありますか?
A6. 現在利用されている耐震工法には基礎補強工法、耐力壁工法、免震・制震工法などがあります。
それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。



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