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よく聞く”無垢”って…?? 人気の無垢フローリング4選&メリットデメリットのお話

2021年4月1日



こんにちは! 藤本です。


お休みに密を避けてお花見に行ってきました🌸



満開の桜に癒されました~^^!

はやいもので今日から4月ですね。
新学期や新しい学校や会社など、新生活がスタートする皆さま。
少しの不安と緊張、大きなワクワクがあるかと思います。
皆さまの新しい生活がたくさんの幸せであふれますよう願っています^^


今日は、無垢についてお話したいと思います。
冬は暖かく、夏はさらさらと肌触りの良い無垢材。
素足で木のぬくもりを感じることができるので、
床材には無垢を採用したいという方も多いです。

無垢材と普通のフローリング材ではいったいどのように違うのか?
また、無垢材のメリット・デメリットについてもご紹介いたします。




目次
〇そもそも無垢材とは??
〇無垢材フローリング、一体どんな種類があるの?
スギの無垢材
ヒノキの無垢材
オークの無垢材
チークの無垢材
〇無垢材のメリット・デメリットについて
メリット
デメリット
〇無垢材フローリングのお手入れ方法
〇まとめ





〇そもそも無垢材とは??

無垢ってお家づくりを始めると 意外とよく聞く言葉だったりしますよね。

無垢材とは、
天然木の丸太から切り出した一枚の板を加工したものです。

フローリングの場合、
「無垢」フローリングと、「複合」フローリングの2種類に分けられ、
複合フローリングは、
表面の化粧材によって「挽き板」「突き板」「シート」と3種類に分類されます。


少し簡単に説明すると、
挽き板フローリング=合板に2mmの天然木を貼り合わせたフローリングのことです。
表面材に厚みがあるため、無垢材と同じ質感を味わうことができます。
基材に合板を使用している為、反りやゆがみなどが起こりにくいというメリットがあります。

突き板フローリング=天然木から削り出された厚さ0.2mm〜0.6mmほどのかなり薄い板を
合板に貼り合わせたフローリングのことです。
天然の木の風合いを感じられつつ、機能性とお手頃な価格帯が魅力です。

シートフローリング=木目模様をプリントしたシートを合板に貼り合わせたフローリングのことです。
表面がシートなのでお手入れもしやすく、一番馴染みのある一般的にフローリングと呼ばれるものです。


種類、品質によっても変わりますが、
一般的には無垢材の方が空気を含んでいる為、保温性や断熱性が高く、
ひとつひとつの木の表情が豊かで味があるのが特長です。




〇無垢材フローリング、一体どんな種類があるの?

無垢材には、様々な種類の樹木があります。
木目の感じや色、肌触り、柔らかさなど、
樹木によって特徴があるので、好みや相性に応じて選んでいくのがお勧めです。

SOUSEIでよく採用される無垢フローリングを4つご紹介致します。


*スギの無垢材


SOUSEIで一番多く、無垢のフローリングで使用される木です。








独特の少し赤みがかった木目が特徴で、
写真からも伝わる温かさがあると思います。
柔らかい為、椅子をひいたりすると傷はつきやすいデメリットがありますが、
肌触りはとても気持ちいいので小さいお子様にも安心です。


*ヒノキの無垢材


日本の代表的な木であるヒノキは
耐久性、耐水性に優れた木材として
昔から建築素材として使われてきました。




桧風呂から想像できる特有の芳香があり、
部屋中にヒノキの香りが広がります。


*オークの無垢材


とても硬く、丈夫なため洋酒の樽などによく使われていた木材です。
その為、傷のつきにくいフローリングにもとても適していると言えます。








テーブルや椅子などインテリアに使われていることも多い樹種です。
写真からも伝わる通り、木目もとても美しく落ち着いた上品な雰囲気のお家になります。


*チークの無垢材


チークは、ウォールナットやマホガニーと並び世界の銘木としても有名です。
天然のオイルを多く含む為、水気に強く耐久性に優れており、
無垢材の特徴である施工後の反りなどが少ないのが特徴です。








赤褐色の木目が経変変化で濃く飴色になるのも魅力の一つです。




〇無垢材のメリット・デメリットについて

[ メリット ]


*木の味・風合いを感じられる
無垢材を使うメリットの一つは、
木の味を感じられることです。
無垢材はひとつひとつ木目など表情が変わるので、どれ一つとして同じものは存在しません。
同じ無垢材を使っている1棟のお家であっても、場所によって表情が異なることもあります。







*肌触りが良く、冬場は暖かい
無垢の魅力は、安らぎと心地よさを感じさせてくれる肌ざわりです。
木から伝わる温かみを、モデルハウスで体感し、
やみつきになる方も多いです。
冬の時期、床が冷たくて嫌!
という方は多いはずです。
冷たい空気は下に行くので、
フローリングはどうしても冷たくなってしまいます。
でも、たくさんの空気を含んだ無垢材は、その空気が断熱の役割を果たすため、
冬は冷気が無垢材に伝わりにくく冷えるのを防ぐ効果があるのです。







*室内の湿度・温度をコントロールし快適に過ごせる
無垢材は、 部屋の湿度・温度をコントロールする特徴があります。
無垢材は水分を吸収したり・放出したりを行うので、
湿気のジメっとした時期には水分を吸収し、
冬の乾燥している時期には水分を放出し部屋が乾燥しすぎないようにしてくれるので、
快適に過ごすことができる空間を保つことができます。








[ デメリット ]


*傷つきやすい
無垢材は天然木であるため、シートのフローリングよりも傷がつきやすいです。
柔らかい無垢材だと物を落とした際に凹みが出来てしまったりするので注意が必要です。
小さいお子様がおもちゃで遊んだりした時や、
ペットを飼っているご家庭では傷が多くなってしまうかもしれません。
またその傷も ” 味 ” だと思える方にはお勧めですね。
傷はお家とご家族の” 成長の印 “と思っていただけると嬉しいです。

ただ、無垢特有のメリットとして、
水分を含ませて温めることで凹んでいた箇所が戻ったり、
削ったりすることである程度凹みなどの傷は修復することができるというメリットもあります。




*膨張と収縮をする
こちらも先程お話させていただきましたが、
無垢材は水分を吸収・放出を繰り返す為、
膨張と収縮をくりかえします。
その為、フローリングに隙間や反りが出てしまうのが無垢材のデメリットです。

樹種によっても異なりますが、
無垢フローリングの多くは10~14%の含水率です。
含水率が30%を下回ると膨張や収縮が起こりはじめ、
約5~10%になるとその変形がなくなり強度が高まります。

その為、無垢フローリングの膨張を防ぐには、こまめに部屋の湿度を調整する必要があります。




*水に弱い
無垢フローリングを採用する場合、
少しでも水や汚れに強くする為、ウレタン塗装やオイル塗装など、なにかしらの塗装をする場合と、
さらりとした肌触りやほんのり感じるあたたかみといった無垢材本来の質感を楽しむ為、無塗装にする場合とあります。

ただ、表面に塗装をしていてもやはり水に弱い傾向があります。
先ほどもお伝えした通り、水を含んでしまうと膨張し反ってしまう可能性があるからです…。
そうならない為に、濡れてしまったらすぐに拭き取ることが大事です。
すぐに拭き取らないとシミになり、菌が繁殖してしまいます。




〇無垢材フローリングのお手入れ方法





無垢フローリングは憧れるけど
ネットでお手入れが大変・傷やシミが付きやすいという意見をよく見るし…
といったイメージをお持ちの方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

どんなお手入れをしたら良いのかわからない方へ、
おすすめの方法を紹介します。


*毎日のお手入れ:掃除機や箒でホコリを取る
無垢フローリングに限ったことではありませんが、
床に細かなジャリやホコリが溜まっていると、細かい傷がついてしまいます。
特に、ウレタン塗装のフローリングでは、
表面に傷がつくと、そこから汚れが浸透してしまいますので 注意しましょう。
毎日のお掃除はお持ちの掃除機や箒(ほうき)などで大丈夫です。


*週に1・2回のお手入れ:モップや雑巾で乾拭き
無垢材は、水に弱いので基本は乾拭きです。

乾いた布でもしっかり汚れを落とすことができますので、
木目に沿って乾拭きして、表面をきれいにしましょう。


*月に1・2回のお手入れ:固く絞った雑巾で水拭き
汚れが気になる場合だけ、
水拭きも行って大丈夫ですが水拭きにする場合は 雑巾をしっかり絞ってくださいね!
無垢材は、水に弱いので水拭きをしたあとは必ず乾拭きをしましょう。


*年に1・2回のお手入れ:塗装
塗装をすると撥水性も良くなるので、作業は少し大変ですがおすすめです。
塗装をする前には、掃除機でホコリをとり、雑巾で汚れを拭き取っておきましょう。





〇まとめ

木の本来の味が感じられる人気の無垢材。








傷がつきやすい、塗装などのお手入れが必要などの多少のデメリットもありますが、
特徴をしっかり理解して、
傷も味と思える方が向いているのかもしれません。

どうしても普通のフローリングでは味わえない、質感と木目の美しさがあるので、
実際にモデルハウスやショールームで体感していただくのがお勧めです^^