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2階リビングはどうですか?メリットとデメリットを解説します

2022年8月19日

こんにちは!SOUSEIです😊


近頃、住宅が密集しているエリアで目にすることが多くなってきた2階リビング。
今回は、2階リビングのメリットとデメリット、またそのデメリットの解消方法をご説明します。


2階リビングにするかどうか迷っている人だけでなく、これからお家づくりをしようと考えている人も参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください^^!











1.2階リビングのメリット5つ


それではまず始めに「2階リビング」のメリットを5つご説明します。
以下では自由度に焦点をあてて、注文住宅の種類をご紹介します。




1-1. 眺めのよいリビングになる




2階にリビングを設置することで視界を遮るものがない分、見通しの良い眺望を楽しむことができます。

1階では車やバイク、歩行者が目に入ることもあるでしょう。
2階では人の視線を気にせずに開放的なリビングでくつろぐことができ、場所によっては山や川、海などの自然を楽しみながらリラックスした時間を過ごすことも可能です。




1-2. 日当たりがよく明るいリビングになる




ご家族で過ごすことが多いリビング。

日当たりよく、明るいリビングにしたいですよね。
密集住宅地で隣家が立ち並んでいる場合でもリビングを2階に設置することで光を取り込みやすくなります
もし2階に大きな窓を取り付けることができない場合でも、天井を高くして天窓や高窓を設置するなど、日当たりをよくする工夫がしやすい点も2階リビングのメリットになります。




1-3. プライバシーの確保がしやすい




1階リビングであれば、外が明るいうちは歩行者や近隣住民の方と目があってしまうこともありますよね。

2階リビングにすることで外部からの視線をカットすることができプライバシーを確保することができます。
分譲住宅地など家が隣り合っている場合でも隣家側に壁をおき、道路側や視界の開けた方向に窓を設置するなど工夫することで隣家の視線に対する配慮もかなえることができます。




1-4. 天井を高くしやすい



これは2階建ての家の場合になりますが、2階リビングにすることで屋外に対しての解放感だけでなく、室内空間も有効活用できます。

2階リビングにした場合、リビングの上には屋根しかないので屋根の形状を調整することで天井の高さを高くしたり、ロフトスペースを設置することもできますよ。




1-5. 間取りによっては耐震性が増す




1階に広々としたリビングを設置した場合、それだけで柱や壁の数は少なくなります

2階にリビングを設置して、1階には寝室や子供部屋などの個室にすることで、家全体として柱や壁が増えます。
その結果、家の強度や耐震性が増すのです。
2階リビングで1階に個室という配置なら、1階に耐力壁を多く設けられるため、構造的に安定するでしょう。






2.2階リビングのデメリット4つ


次に2階リビングに関するデメリットをご紹介します。




2-1. 階段の上がり下がりの負担がある




ご家族で集まることの多いリビングが2階にあると、移動の度に階段を上る(下る)ことになります。

若いうちは大丈夫でも、老後は少し心配ですよね。
歳をかさねて階段の昇降が難しくなった時のことを考え、家づくりの際にホームエレベーターを設置するスペースも検討する必要があります。




2-2. 夏場は暑くなりやすい




2階リビングにすることで日当たりが良好になり冬場は暖くて良いかもしれませんが、その反面、夏の暑いシーズンではその違いが顕著に現れます。

後ほどご紹介するデメリットの解消法でも出てくる、シーリングファンの設置や断熱性能の高い断熱材を選択するなど暑さ対策が必要となります。




2-3. リビングに上がって来ない家族と顔を合わせにくい


2階にリビングを設置し、1階に各個人の部屋や子供部屋を設けた場合、どうしても子供たちとのコミュニケーションの機会が減ってしまいます。

また、子供の帰宅や外出の様子が把握しにくくなる点も懸念されますね。
そんなときは、子ども部屋もリビングと同じ2階に配置し、子ども部屋への移動の際はリビングを通る動線にするのがポイントです。




2-4. 大型家電・家具の搬入に注意が必要


2階リビングにし、ダイニングキッチンも2階に設置した場合、大型の家電・家具の搬入や搬出が困難になる可能性があります。

冷蔵庫やソファを購入する際は階段の幅や高さなどのサイズを確認する必要があるでしょう。
また、階段で運べない場合のことも考えて2階バルコニーからクレーンで搬入出するなど、ほかの経路があるかも確認しておきましょう。






3. 2階リビングのデメリットを解消するポイント



上記のように2階リビングにはデメリットもありますが以下の方法を用いてそのデメリットを解消することが可能です。




3-1. 階段の幅を広くし傾斜は緩やかにする





階段の幅を広くし傾斜は緩やかにすることで階段の蹴上を低くし、上り下りの負担を軽くすることができます。

また階段の幅を広くとることで大型家電や大型家具の搬入出も楽に行うことができます。
階段の形状は家具・家電の搬入出を考えると、回り階段よりも直線階段を採用することをおすすめします。




3-2. 1階と2階の家事導線を意識した設計にする





1階と2階の動線を意識することで日々の生活で欠かせない家事を楽にすることができます。

特に気を使いたいのが洗い物に関する洗濯動線です。もし1階にランドリールームを設置して2階のバルコニーで洗濯物を干す場合、動線が上下動線となってしまい、家事が大変になってしまいます。
浴室・洗面室・物干し場・クローゼットはセットにして、どちらかの階に設置するのがベストです。




3-3. シーリングファンを設置して暑さ対策を行う





暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へいく性質があります。

夏の暑い季節は特に2階が暑くなり、冬場はその反対で1階が寒くなってしまいます。
2階の天井を高天井にした場合は、シーリングファンを設置して、冷たい空気と暖かい空気を撹拌することで、暑さ寒さ対策になります。
また、ファンの回転を逆回転させることで、空気を上へ吸い上げることもできます。




3-4. 家全体の断熱性能を高めておく





家全体の断熱性能を高めることで少し大きめのエアコン1台で、夏の暑い季節を過ごすことができます。

例えば、熱の逃げ道となる窓や玄関ドアに断熱性の高いLow-E複層ガラス入りのサッシや樹脂サッシを用いたり、断熱材自体の厚みを増やしたりすることで対策可能です。




4. まとめ



2階リビングにすることで、天井高さを広くして開放的な空間を設けることや天窓や高窓を設置したりロフトスペースにすることもできたりなど家のアレンジを楽しむことができ、家づくりの幅が広がりますよ。